こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

7歳児とたぬき

7歳児の笑い声で目を覚ます。キッチンで同居人が慣れない料理に勤しんでいた。

 

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出来上がったものをみんなでクレヨンしんちゃんを見ながらつついて、お腹と元気がいっぱいになってあっちこっちと駆け回る7歳児を「たぬきやってるよー」とかなんとかなだめながら録画していた平成狸合戦ぽんぽこを流した。


そろそろ準備しようって尻を叩いて風呂に入り、美容師に扮した7歳児に「かゆいところはありますかー?」と聞かれながら頭を洗ってもらった。柑橘の香りの入浴剤を入れた湯船に2人でドボンと浸かり、少し開けた扉の隙間から入る涼しい風とリビングから漏れ聞こえる昼過ぎの競馬中継に体を傾けて「暑いわね〜」なんて言ってた。


髪を乾かして、また少しごろごろして、荷物をリュックに詰め込んで、「またおいでね」「ううん」「えーなんでよ」「明日から学校だもん」「明日じゃないよ」とか言いながらおうちに届けた。


それからひと眠りしたり、昨日のフォンデュの残りでシチューを煮込んだりしてたらすっかり夜になってた。今度は1人で平成狸合戦ぽんぽこを見て、たぬきのことで胸がいっぱいになったけど、録画を再生しきったテレビが日曜のスポーツ番組に切り替わって、明日から仕事か、と胸がいっぱいになった。

 

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休日が好きだ。