うだつの上がらない日々の中で溜まるフラストレーションや、刺激的な日々の中で磨かれる感覚は、ときに不快で、ときに心地良い。
それらが混在している今を、がむしゃらに突っ走る自信や、俯瞰する余裕はなくて、ただただこの身を委ねているだけだ。
だけど、これを不甲斐ないと感じて打ちひしがれそうになるほど、私は頭が良くない。
日常として確立されていくはずであるこの毎日を、まだどこか浮き足立って過ごしていて、見るもの、教わるものにいちいち感銘を受けているから、毎日が忙しくて、それどころではないのだ。
こんなのんきな人間の土台作りや肉付けを誰かがしてくれたものなんだと思うと、今まで出会った人やこれから出会う人を愛することができるような気がして、ちょっとさむいけど、なんだかうれしい。
日本酒をたらふく飲んだからだろうね。今の私はほんのすこしセンチメンタルで、もうれつにあついんだ。