こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

知育中の27歳の話

私は自分のことを話すのがすごく苦手だ。自分の意見は誰の得にもならないし、バカみたいだし、どうかしてるって思われるかも……と怖くなってしまうから。


小中学生時代の黒歴史的な奇行とか、集団行動を避けてマイペースにやってきたこととか、学のなさとか、自分のそういうところに負い目を感じて、意見を求められても当たり障りのないことを伝えてしまう。もしくは同調できずにモジモジ。言ったら言ったで、傷つけてしまったかも……と落ち込む。あーめんどくさい。


毎日がそんな深刻なパレードじゃないけど、大事なときにそんな調子で最悪の幕切れをしてしまったときは、「本当はこう伝えたかった」気持ちを頭の中で毎晩反復して、伝えたつもりになって忘れる。風呂場で突然思い出して叫ぶ。そんな手順を物心がついたときからずっと踏み続けていて、気が付けばアルコールが体内に回ったとき以外は自己主張ダムが決壊しない悲しい生きものとなってしまった。

 

そんな悲しい生きものの、シラフのときでも思いを伝えられる唯一の場所がこういうブログで、ひとりごとのように何かをこそこそと書いている時間が好きで、たまーに誰かの心をじわっと濡らすことができたら救われる。そういう無垢なものだったはずなのに、どうも最近“上手に見せよう”という気持ちが芽生えてしまっていたみたいで、仕事以外の文章を最後までまともに書ききれなくなっていた。


バキバキで自由でワクワクするものも、クサくてあたたかくてかき乱されるものも、全部すき!って気持ちだけで十分なのに、私は今さら知育中の人間だから、覚えたことをすぐ使いたくなっちゃって、それっぽい感じでコーティングしたもの=上手と勘違いしていた。それで防御力を上げたつもりだった。私は私の体と心があるのに。


話下手で、伝えたいことを溜めていくばかりの人生が嫌だから、眠る前に頭の中で反復していた思いを文章でしか表現できない、そういう下手な自分を受け入れればいいじゃないか。そうじゃない風を装ったって仕方ないじゃないか。健康的で優しければいいじゃないか。


そんなことを思わされた今日が刺激的な1日であったことと、明日仕事であることは間違いないので、今日は何も考えずラジオを聴きながら眠ろう。