今日、頭につむじが二つあることを確認した。元からある頭頂部のつむじの下に、もう一つ地肌に触れられる穴がある。
帰ってくるなり私の後ろをのぞき込み、驚いた様子で「頭に穴があいてるよ」と教えてくれた同居人によって初めて確認された、第2のつむじ。
私は同居人の言うその穴が、第2のつむじであるとすぐに解釈し、穴に触れても「おお」と言うくらいで大して驚かなかった。
なぜなら、長期間、常に後頭部を枕やソファに接地させた状態で過ごしていれば、つむじの第2や第3くらいは簡単にできることを予見していたから。
この第2のつむじは、私の体から抽出した自然由来のだらしなさに「多くの時間を家で過ごす」という化学処理が施され、誕生したものなのだ。
……っていうのはどうでもいいんだけど、困っちゃったね。第1と第2のつむじでひしめく後頭部が90年頃の工藤静香の前髪みたいに盛り上がっちゃってるのよ。歯欠けな上に後頭部がMUGO・ん・・・色っぽいだからね。まあまあすごいよ。
とりあえずこっちは引き続き、後頭部を枕やソファに接地させていくから! 第1のつむじ、ガンバ!