短パンを履いてすべすべのシーツに足を滑らせると心地よい1日だった。毎日がこの陽気だったら、短パンを履いてすべすべのシーツに足を滑らせることに人生を捧げていたかもしれない。四季と雨、ありがとう。3分の1に抑えられているのは君たちのおかげだ。
さて、大きなあくびを量産する歯欠けの口が、パウンドケーキをかじったり、重めのグラタンの熱を冷ましたりと、よく働いてくれた1日でもあった。おかげで体は多くの脂肪を蓄え、座椅子はクッション性を失っている。
私はそんな働き者が歯欠けであることを理由に、笑う時に手でおおい隠されている事態を重く受け止め、明日こそは歯医者に行くよう体に要請した。「誰にも会わないからよくね?」とめんどくさがらなければ、治療を受けられるだろう。