こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

空気清浄機に耳なし

消臭と加湿の機能でわが家のリビングの治安を守る空気清浄機に「音に反応しているのではないか」という疑念を抱いている。何とは言わないけれど、匂いの発生する音を感知して作動している気がしてならない。

もちろん、機能に関しては申し分ない。私たち人間が「おうち焼肉だ〜!」と狭いリビングで肉を焼けば、充満した煙を吸い取ってくれるし、乾燥する冬場は「ゴクゴク」と喉を鳴らして大量の水を飲み、リビングに潤いを与えてくれる。

日々の些細な匂いにも「ゴーゴー」と息を切らして働く姿を目にするたびに、わが家に迎えてよかったと心から思っている。だからこそ言いたい。ガス的なあの音にまで反応しなくて良いと。

10年選手の家電が数多く活躍するわが家で、比較的若手だからと無理しているのではないか。プ〜という音がした瞬間、赤く点灯し、しゃかりきに消臭する姿を見ると胸が痛む。ちなみに私は屁的な音をたまにしか出さないし「出す」じゃなくて「出ちゃう」だし臭くない。

そして今日、私は確証を得るためにYouTubeで「おなら 音」と検索し、空気清浄機の前で「【おなら音1】24連発」という動画を再生した。

見知らぬ人の多様なおならの音を聞くこと1分24秒。 ──結果は無反応。空気清浄機は「音」に反応しない。「匂い」に反応していたのだ。

午前2時、緑色のランプが穏やかに瞬く空気清浄機の前で、私は屁が匂う女である確証を得た。

f:id:am161024:20200608030320j:image