コンクリートを叩きつける音と男たちの笑い声で目覚めた月曜日。花に水をやるついでに外を見ると、作業服を着た男たちが家の前の道路を工事していた。
その大音量に「参ったな〜」なんてぼやきながらPCとにらめっこしていたわけだけど、男たちが清々しくて明るくて。
突然「イデ〜ッ!」の声がして何事かと外をのぞけば、腰をおさえたオジサン仲間を男たちが手を叩いて笑っていたり、突然静かになったと思えば、おにぎりを頬張っていたり一服したりしていてさ。
長澤まさみになって冷たいカルピスを配りたくなっちゃったよ。出しっぱなしのコタツ布団を蹴飛ばして「あち〜」やら「ヒルナンデスが聞こえねえだよ〜」とブーブー文句を垂れて仕事をしている自分がおバカちんに思えてね。
現場仕事をする父も暑い中働いているのだろうとか、明日も元気に頑張ってとか、私もちょっぴり頑張ろうと思ったとか。なんちゃって。
ストレートな頑張ってや頑張ろうの言葉はどうも照れちゃって、「なんちゃって」とおどけたくなるのだ。