こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

天狗のしわざ

さくっと高尾山。麓で蕎麦を食べて帰るつもりが、せっかくだからとリフトカーで中腹まで。通りすがりの親子が「今日は天狗さんがうちわを激しくあおいでいるね」と話していた通り、強い風が霧を運んでいた。

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不安定な天気やコロナの影響もあって、土曜日なのに登山客はまばら。お店はほとんど閉まっていて、何度も訪れたことがある場所なのに、見るもの全てが初めてだった。自然を求めるなら人が溢れかえっている通常時より閑散としている今の方が良いけれど、もどかしいね。

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それに、下ってから蕎麦を食べる予定があるのに、甘いもので腹を四分目まで満たしてしまう己の食い意地も非常にもどかしかった。それでいて、しっかり蕎麦をすする己の食い意地が頼もしかった。

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澄んだ空気を取り込んで、足をぶらぶらしながら急勾配を行き来すれば、胃袋なんてすぐに空っぽになるんだ。温かい蕎麦は、登山をしてもしなくてもおいしい。これはもう、登頂したと言ってもいいだろう。