こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

仕方がある

ロールパンを焦がさなかったことがない。だけど、焦がさないようにしようとも思わない。なぜならロールパンはトースターの中を確認して「あと30秒くらいかな」と目を離した2秒後に焦げるパンだから。

f:id:am161024:20200728021525j:image

ロールパンを焼いている間にウインナーを焼いたフライパンをさっと洗って、トースターの前に張り付けば、焦げる確率は低くなると思う。だけど私は、ロールパンを焼いている間に座椅子で一息つくから、仕方がないの。

この心持ちを、近頃「蚊がいる」しか言わなくなってしまった同居人に仕込みたい。「ロールパンは焦げるし、夏は蚊が出る。仕方がないことさ」とやり過ごしてほしい。今年、やけに蚊が出る原因がベランダのプランターにありそうな気配がバレる前に。

「前が見えないくらい蚊取り線香を焚いているんだから大丈夫だよ」「山と川が近くにあるアパートの2階に住んでりゃ多少は刺されるさ」「わが家に迷い込んでしまったばかりに執拗に命を狙われる蚊が不憫だ」「君がロールパンを焼いたらきれいな焼き色がつきそうだね」……もう、これ以上の慰めは思いつかない。

蚊探しに付き合う素振りを見せて「蚊いないよ」と嘘をつくにも限界がある。だって、蚊はいるんだもん。同居人は刺されていないのに、私の足はめちゃくちゃ刺されていて、めちゃくちゃかゆいもん。誰よりも執拗に蚊の命を狙いたいのは私なんだよ!

あれ、だんだんとムカついてきたぞ! 植物を育てることを禁止されるかもしれないから……と思って、蚊を気にしない文化を作ろうとしてきたけど、違う気がするぞ。蚊は仕方があるかもしれない。マジで仕方がある。仕方しかない!