魚がうまく焼けない呪いと、お味噌汁に入れたキャベツがにおう呪いと、蚊に刺されても痒くない呪いをかけられた。
魚がうまく焼けない呪いは、そのままだね。鮭の西京漬をクッキングペーパーを敷いたフライパンで焼いたら、皮がベロベロになったよ。何がいけなかったのか考えるのが面倒だから、呪いということにしている。
お味噌汁に入れたキャベツがにおう原因はわかっている。保存方法が悪かった。外側の青い葉をサランラップ代わりに常温保存すればよかったのよ。
ただ、長雨で蒸し暑かったでしょう。常温保存はこわいでしょう。だから、一口大にカットして野菜室で保存していたの。そうしたら、におうんだわ。もうどうしたらいいのかわからないから呪いね。
はい、蚊に刺されても痒くない呪いはもう呪い。怖いよ、本当に。あのね、アホほど蚊がいる家も怖いし、アホほど刺されることも怖いけど、昨日刺された4カ所が全く痒くない体が何より怖いよ。
耐性? 何、こわ。蚊に刺されたら痒いという人としての感情をなくしてしまったの? やだよ、そういうの。いや、痒いと思いたくないのよ。悔しいから。意思の強さがそうさせたんだわ。
痒くないのはあれか、呪いのように見えて意思のやつか。それなら納得、安心。実際、ちょっと痒いしな。刺されたところを爪でめちゃくちゃ十字に押してるよ。じゃあ、この日記は何。