こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

掃除機をかけたから

昨夜、眠る前に膝の裏を何かが触ったような感覚があって、もしや虫……? と周りを注視しても何も見つけられず、埃であることを祈って眠ったから、起床後すぐに掃除機をかけた。

おかげでとてもえらいような気になって、友達の子どもとLINEをしながら堂々と転がり、その後はいつもの品川方面へ。向かう途中、全体を写真におさめることができないくらい立派な虹を発見して、「起きてすぐに掃除機をかけたから……」と惚れぼれした。

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多摩川沿いを走る頃には七色がぼやけて、お腹が空いていたことを思い出したから、同居人と夜ごはんのことを考えることにした。同居人の空腹は私より深刻で、頭が虹のようにぼやけているのか、いつもよりブレーキが強くて、何度かつんのめった。

何度目かのブレーキで大きくつんのめった時、「ごめん、大丈夫?」と聞かれて、「うん」と答えたあと、続けざまに「メダカ飼っていい?」と聞いた。なぜかわからないけれど、今なら許してもらえるような気がして、咄嗟に聞いてしまった。

実はこの5カ月間、「生き物と暮らすことができる人間」だと認めてもらう為に、掃除を頑張った。時々さぼって、勘違いしながら、続けられるペースで植物を育てた。「どうせ最初だけかわいがって、俺が世話をすることになって、ケンカになって……」と反対されないように、生き物と暮らす準備をした。

今はその為だけではなくなりつつあって、タイミングを逃していたから、つんのめった勢いを利用して聞いてしまったのだ。そのおかげかどうかはわからないけれど、同居人は「えっ、うん、いいよ」と答え、聞いた本人は「えっ、ほんと⁉︎」と驚き、メダカの飼育方法やピオトープの作り方の知識をひけらかした。

同居人は、お腹を満たして正気を取り戻しても前言を撤回せず、「水が流れた方がかっこいい」「あのワカメみたいな苔は使わなくていい」と、ビオトープのことを一緒に考えてくれた。失望させないように、生き物が暮らしやすいように、ステップアップできるように、生活を続けよう。

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