朝方4時に「寝なきゃ〜！」と目をつむり、チェックアウトの時間ギリギリまで「起きなきゃ〜！」とベッドでジタバタした2日目はあいにくの雨。今日は同居人のお買い物に付き添う予定。
今回の旅行は胃袋に休息なし！ 2日目の宿、天神のホテルモントレ福岡に荷物を置き、昨夜のバリうまかメシをがんばって消化した胃袋にご褒美の朝ごはん、因幡うどんのセットを流し込んだ。
その後は天神の大丸や三越を見てまわった。これは地元の栄えた駅でもできるようなことをしたと思う。カバとバカの記念写真を撮ったくらいで、デパートで「こりゃ高い」とか「いいんじゃない」と言って何も買わず、休憩を多く挟み、デパ地下のケーキは買って部屋に戻り、ゴロゴロしたから。
だけど案外、間違っていないと思った。なぜなら、福岡の天神や中洲といったら夜だから！ 日が暮れてから屋台とネオンが騒ぎ出すから！ 18時、繁華街を歩く前に天麩羅処ひらおに寄り、揚げたてのアツアツのジュワーをハフハフして気合いを入れた。
しかし、今日は雨。何もかもが縮小版。川沿いの屋台は2軒ほどしか営業しておらず、立ちんぼは暇そうに一服している。2本目のタバコに火をつけた立ちんぼに「あの、すみません、屋台はどこに……？」と尋ねたら、「この辺りですよ」と返された。
それでも中洲では「これがあの、ケンミンショーで見たやつ！」が見られたし、プリプリ歩くお姉さんたちや、1万円の値札とクマの飾りが付いた祝い花の前で頭をかくサラリーマン、風俗店の看板は元気はつらつで、お腹がいっぱいになった。
安心しきった胃袋にとどめの一撃、博多だるまのとんこつラーメンをお見舞いして、今日のところはお開き。明日こそ観光をしようと心に決めたら「どこで何を食べよう」と悩んでしまって、眠たいけれど眠れなかった。
