福岡のホテルに滞在しながらうまいメシを食べ続ける日々が非日常で、築ウン十年のアパートで仕事をしながら自炊をしたりサボったりする日々が日常だなんて……し、信じられない。帰ったらまずキャリーケースを広げて、洗濯をするだなんて……く、悔しい。
あ、どうも、数時間後に福岡を発つ女です。信じられなくても、悔しくても、マジで帰りたくなくても、流れるように荷物をまとめ、忘れ物がないか確認して、お土産のことを考えながらホテルをチェックアウトしなければならないのが、旅の最終日というものです。
4日間の滞在で私の胃袋を強靭なものとし、舌と腹が肥えすぎてダイエットを決意させた福岡グルメ。最後を締めくくるのはこちら、博多たんかの牛タン焼きとお得なライスセットです。朝ごはんに相応しくないと思われるチョイスですが、前述の通り胃袋がバカになっているので余裕です。
さて、お味の方は……とても……いや、めちゃくちゃゥンッマイ(おいしい)。直前までもつ鍋と水炊きで迷ったけど、牛タンで正解。最後にガツンと肉を食らって「おはようございます!」が正解。牛タンがあまり得意ではない同居人が隣で「串カツ田中もあるよ」とか言ってるけど、牛たんバーグと焼き飯を食わしときゃ正解。
肉っていいね。元気が出る。全部吹っ切れた。もつ鍋は冷凍のセットを自分用のお土産で買って、水炊きは次に取っておこう。そうだ、もう少しいけそうだから、おやつに焼きたての千鳥饅頭とぶどう大福、博玉サンドを食べておこう。それと、羽田から最寄駅までのリムジンバスの車内で崎陽軒の焼売弁当を食べよう。
ありがとう、福岡。おいしいものしかないから5キロ太ったよ。
さようなら、福岡。長崎に行ったら「長崎に住みたい」、北海道に行ったら「北海道に住みたい」と言っている私だけど、住みたいよ。
また来るね、福岡。絶対だよ。