この前、テレビで誰かがフカヒレを食べて「私、初めて食べました!」と感激しているのを見て、「そういえば私たちもフカヒレ食べたことないね」という話になり。
それからしばらく、「フカヒレいつ食べに行く?」「どこで食べる?」という話題で持ちきりで。満を持して今日、横浜の中華街でフカヒレを食べてきたのよ。ついにやってやったのよ。
そうね、フカヒレは思ったよりコリコリで、お高くて、食べ応えがあった。それと何だろう……おいしかったのはもちろんなんだけど、「フカヒレを食べた」という事柄に感動して「私、フカヒレを食べたんだ〜……!」とほわほわした。
だから多分、自らフカヒレを食べることはもうないと思うの。私にとってフカヒレは味うんぬんではないというか……ポケモンでいう「ふしぎなアメ」のような……いや、トロフィーをもらった感じ! これはきっと、2回目以降はもらえないの。
それとね、初めてついでに北京ダックも食べてみたんだ。これはただのおいしいお料理だった。パリパリと甘じょっぱをもちもちで丁寧に包んだ、ただのおいしいお料理。口の中に入れると親近感がわくような、ただのおいしいお料理。
「死ぬまでに一度は」がいくつかあって、今日はその中の2つを叶えることができた。他にも紹興酒を飲みながら上海蟹にしゃぶりつきたいとか、ケンタッキーのチキンをたくさん並べて眺めたいとか、たくさんある。ああ、考えるだけで楽しい! ほどよく叶えていけたらいいな。