噂によると正月が終わり、私は無心で風呂場と台所を磨いた。収集車が来るまでの間はゴミと仲良く暮らしていくことになるけれど、またもや家がきれいになって気持ちいい。
このところはあの人もこの人も正月の余り物ばかりを食べているらしい。わが家も例にもれず正月に食べきれなかった寿司が5、6貫はあり、何日も寝かせた挙句に炒めてピラフにした。
ガリとわさびの風味がアクセントの寿司ピラフは思いのほかイケる味で感動したと同時に、本日をもって贅沢の余韻を食いつぶしてしまったことのむなしさに襲われ、どうしようもなく、風呂場と台所を無心で磨いたというわけ。
冬はつとめない方がよさそうなのに。冬は部屋に日差しが入る昼頃までお布団でぬくぬくして、起きたらこたつにもぐって、夕飯のことを考えているうちに日が暮れる方がよさそうなのに。明日から仕事だなんて。
今から少しだけゲームをする予定で、その後は「北の国から」の続きを見なくちゃいけないから、眠る準備はまだできていなくて、午前中に起きられる気がしなくても、起きることになりそうだ。