こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

そういうわけ

最近はビオトープにはった氷をぺりっとはがす瞬間がすき。ヌマエビたちがまぶしそうにして、岩にもぐる姿を見ると安心する。

寒がりな植物を外に出しっぱなし、加えて水をやりすぎて、いくつか枯らしかけてしまった。いや、もう枯れているのかもしれない。とりあえず家の中に入れてやったけれども、申し訳ない。

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そういうわけで、どういうわけで、今日も私は飽きずにコタツの中にいて、あちーだの何だのと布団を蹴っぽったり、辛いものを食べて汗をかいたりしていて、越冬のやり方は生き物それぞれだなあ、と思った。

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20時前に飲食店に駆け込み、お腹を満たした帰り道、空を見上げると遠くの星が遠くに見えた。…………あ、違うよ、ポエムの始まりじゃないよ。ポエムじゃないしバカみたいなことは言わないから聞いて。いや、言うかもしれないけど。まあいいや、続き。

星が遠くにあるものだと頭ではわかっている。けれどもいつも、部屋の天井を見ているような、星柄の黒い壁紙を見ているような感覚があった。高いビルを地上から見上げたときの方が「あの最上階とかめっちゃ遠くに見えるね、やば」と脳が教えてくれるというか、何というか。

天体望遠鏡で月を見たときも、そういう映像を見ているようだった。感動はしたけど、遠くのものを見ている感覚はなかった。いや、天体望遠鏡はそういうものだからそれでいいのか。

とにかくそういうわけで、遠くの星が遠くに見えた試しがなかった。それがなぜか今日は空が何層にも見えて、手前に雲があり、薄い灰色、少し薄い灰色、灰色……と、空がだんだんと濃くなっていく先に星があって、遠くに見えたんだ。

「そりゃそうだよね、だってあれ、ビルより高いんだもん! ギャハハハハ!」って脳がめっちゃウケてた。星が遠くにあるものだとわかってなかったことがわかって感動した。

まあ、それだけなんだけど。いやね、「すげー星が遠くにある」って呟いたら、同居人に「んあ」って流されちゃって。どういうわけか聞いてほしかったんだよ。ね、ポエムじゃないでしょう。バカみたいなことは言ったけど。じゃあ、終わり。