今日は物件探し、初めての見学。ずっと前から気になっていた1軒目は、期待を上回ることもなければ下回ることもなく、環境はのどかでよかったけど、まあまあという感じだった。
どのくらいのまあまあかというと、見学後の感想、1発目が「あれだねえ、買う方は悩むだけだけど、売主と業者は売らなきゃいけないから大変だねえ」「いや、買う方はお金を払わなくちゃいけないからもっと大変だよ」だったくらいのまあまあ。
次、つい最近見つけた2軒目はよかった、よすぎた。何点か気になる箇所はあるけど、広くてきれいで何かと都合が良くて住みやすい、住みたい。まだ自分の家じゃないのに、もう「うちんところはさ」とか言っちゃってる。
何より、売主のご夫妻がよかった。たまたま掃除をしに来ていて、たまたまだから「あらごめんなさい、気にせずゆっくりと見ていってくださいね」とはにかむ程度で、帰る頃、私たちのためにわざわざコーヒーを買ってきてくれて。
売主見学じゃないけど、上品な佇まいと心遣いからこれまでの暮らしぶりが見えて、うれしかった。心を掴まれた。このご夫妻の後釜が私たちでよいのか……住みこなせるのか……という不安と申し訳なさをどうにかしたい気持ちに駆られた。
「まあでもまだ2軒しか見てないからね」「あんまり見すぎても混乱するよ」「そもそも銀行から無理って言われるかも」「ローン組めますよってなったらそれはそれで怖いな」「……な」。堂々巡りの会話で盛り上がり、今日が終わった。