こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

堪忍

ああ、シャウエンに嫌われたかも。2時間くらい前かな、シャウエンがようやくうんちをしてくれたの。トイレじゃない場所だけれど、ふんばってもりもりと。

ずっと心配していたからすごく安心したの。シャウエンはスッキリしたのか毛づくろいもせずに歩き回っていたの。掃除をした後にシャウエンのお尻を見てみたらうんちまみれだったの。

キッチンペーパーを片手にうんちの軌跡を辿って、シャウエンのお尻拭きに取り掛かったら、長い毛に絡まって全然取れなくて。どうしようもないから、お風呂場で洗うことにして。

シャワーの音は怖がるだろうから風呂桶にお湯をためて、優しくゆっくりと。シャウエンは怖がって、か細い声で「イヤア……イヤア……」と鳴いていた。私はうんちの匂いの湯気に包まれながら何度も謝った。

ああ、今朝は病院をがんばって、先生に「物怖じしないね」と言われて、昨日より行動範囲が広がって、なでると目を細めて、ごはんもたくさん食べてくれたのに……今は目も合わせてくれない。

シャウエンはお風呂から出るとベッドの裏に直行して、尻尾を床に叩きつけながら毛づくろいをしていた。私はトイレの場所を覚えてもらうために、ひとつまみのうんちを砂にかぶせた。

悲しいよ。悲しいけれど、うんちをしてくれて本当にうれしいよ。心からほっとしたよ。シャウエン、すまないが私はこれからもめげずに君のうんちと向き合っていく。だから、その、嫌いにならないで。

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