こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

つかのま

このまま起き続けようと決めて布団を抜け出し、コーヒーを飲む同居人と音量が小さめのテレビをぼーっと見たけれど、シャウエンのうんちを片付けたらどうにも眠くなってしまった日曜日。

「16時だよ」の声で目覚め、とか言って実は昼ちょい過ぎとかのパターンでしょう、はいはいわかりますよと時計を見たら16時を過ぎていた。顔を埋めたシャウエンの首元はシャンプー7、ちゅ〜る2、土1の匂いになっていた。

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日が暮れるまでの短い時間を、グレープフルーツの入浴剤を入れた湯船に費やし、目覚めから3時間後の夜ごはん作り。食後は適当にテレビを見て、布団に入る前はシャウエンに向けたルームツアーを開催した。

うちに来て2カ月、シャウエンのバネでは届かない面白スポットはまだまだたくさんある。冷蔵庫上のダンボール置き場、洗濯物物干しハンガーのジャラジャラ、埃をかぶったブーツの匂い、とかね。

両脇に右手を差し込み、左手でお尻を支え、端から端までをアナウンス付きでご案内。気分は縁日に幼い私を肩車して歩いたお父さんだった。シャウエン、今夜は同居人の布団で寝るのね。そうなのね。

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