ベランダで涼んでいると、ビオトープの水位が雨水で上がっていることに気付いた。今にも溢れ出しそう、というほどではないけれど、少し気になる。
柄杓一杯分を捨てれば良いくらい。だけれど家には柄杓がない。そういえばこの前、植物に液肥を与えるときも、柄杓があると便利だなぁ……と思った。
柄杓が欲しい。今すぐ欲しい。買いに行こう。いや、めんどくさい。水をすくえるなら何でもいいはず。まずは家の中で柄杓の代用品を探すことにした。
お玉……料理に使うから気持ち悪い。マグカップ……なんかイヤ。天下一品のノベルティ皿……天下一品のノベルティ皿……? 結局、柄杓の代わりになるものは見つからなかった。
Googleで「柄杓の作り方」を調べて、ペットボトル、割り箸、ガムテープ、両面テープ、瞬間接着剤、カッター、毛糸を用意した。言い忘れていたけれど、私はズボラを拗らせている。
見よう見まねで「柄杓っぽいもの」を作ること1時間、「柄杓 〜事の発端は雨〜」が完成した。使い心地は良好。水位を下げることも、液肥を与えることもできた。
ぜひ、みんなもズボラを拗らせていろいろなものを作ってみてほしい。完成度が低いと「すっごい何?」となるが、完成度が高ければズボラをより拗らせることができる。