帰ってくるなりトイレの砂をかき、うんこをもりもりと出したシャウエンが、家をぱっと明るくした水曜日。
術後の2、3日は何も飲まず食わず、排泄もない猫が多いと聞いていたから、立派なうんこを片付けている間に、一応用意しておいたごはんを食べ始めたときはひっくり返った。
お腹には確実に手術した痕があるのだが、シャウエンは何もなかったようによく食べ、動き、眠る。同居人と私はまるで、朝帰りの不良娘に手を焼く父と母のようだ。
獣医師いわく、預かっている間は一つも鳴かずに、すみっこでかたまっていたらしい。家では私から座椅子を奪って、威張っているのに。なんて内弁慶な猫だろう。うれしい。
まだ高いところには登れないし、おもちゃで遊ぶほどの元気はないから、一昨日の続きとまではいかないけど、家が一番落ち着く場所なら、健やかなら、それでいい。おつかれさま。