こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

こまったさんの黄色い食紅

自分のつらいことなんて、まあ別にいいとして。全然面白くない笑い話にも、同情をとことん買う不幸自慢の材料にもできるから。

なんかこう、あのとき、一緒に過ごした誰かとの、楽しかっただけの一瞬を思い出して、胸がぐちゃぐちゃってしちゃうのは、どうしようもできないのだろうか。これからもずっと、克服できないのだろうか。

いとおしかっただけなのに、大好きだっただけなのに、何でもなかったのに、今はもう見れないからって、いつまでもいつまでも、こうやって、いやになっちゃうのだろうか。

あのときああしていれば、こうしていればは、今さらどうにもできないから、自分のことがちょっと嫌いになるだけだけど、楽しかったあの一瞬にいる、いとおしい、大好きな誰かと私のことは嫌いになれないし。

何言ってんだろ。よくわかんないけどさ、家族で遊園地行ったときに弟が気に入って何回も乗ったあのアトラクションとか、クリスマスにお母さんがピカチュウのケーキを作るために買った黄色い食紅とか、それをテレビとかスーパーで見るたびにふと思い出して、ゲーッてなっちゃうの、だる。

だるくない、いやだるくないんだけど、そうね、こういうのってばあさんになっても変わらないのかなって思った。大人になれば〜みたいな話で、いつかは自然と克服できるかと思ったけど、そうでもなさそうだし。年をとるほどそういうことが増えて、そしたら死にたくなっちゃわないかな。楽しかっただけなのにね、困るね。