靖子姉ちゃん

「ぼくのなつやすみ2」に出てくる靖子姉ちゃんの家が良すぎてくるしい。世の中のどの家を見ても靖子姉ちゃん家には敵わなくてくるしい。

立地も、間取りも、構造も、家具も、全てのセンスがすばらしい。センスの度数が高くて酔う。とくに温室のような靖子姉ちゃんの部屋がいい。死んだお父さんが残した植物とたくさんの本としじまに包まれて、階段の踊り場でジムノペディを聴きながら夏の夜風に当たる靖子姉ちゃんがとてもきれい。靖子姉ちゃんになりたい。この家に住んで靖子姉ちゃんになりたい。

洗練されてないのがいい。さりげなくも主張があっていい。こんなすてきな条件が全てそろう家に住むことが今後の人生になさそうで吐血。

かえで姉ちゃんは夕方から近所の居酒屋で一人飲み。例によって食べ物を頼みすぎる。お腹に詰め込みすぎて酔わない。何やってんだ。