こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

横着の森

庭の砂利にワイルドフラワーの種を蒔いた。砂利をどかしたり、耕したりせず、節分の日のことを思い出して、わんさかと直に投げつけた。

いわゆる横着なのである。ばら蒔いた後は、「えーなんか勝手に芽が出たらいいなー」と3日くらい適当に祈っていた。そうしたら今朝、たくさんの芽を確認した。あっぱれだ。

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わが家の小さな庭は、生態ピラミッドの頂点を猫とする森を目指している。花があり、木があり、水辺があり、季節がある小道を、森の中に作りたいと考えている。

今朝の芽はやがて花となり、スーパーで買ったおつとめ品レモンの種は遠い未来に木陰を作るだろう。池を作れば、産卵期を迎えたメダカたちの機嫌を伺っている昨日や今日が報われそうだ。

あとは「えーなんか勝手に季節が巡ったらいいなー」と数十年適当に祈っていれば森になる、と信じている。横着とは、つまりそういうものである。

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