こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

わからない

昨日、初めて英語と韓国語のレッスンを受けた。

感想が思い浮かばないほど、わからないことがわからなかった。自分のレベルの低さにがっかりした。

だけど、楽しかった。わからないことがわかることもある。英文における主語と動詞の重要性を理解した。ハングルの子音を覚えた。

夢は日記を英語と韓国語で書くこと。いつになるかわからないけど、ゆっくりと学んでいきたい。

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おしゃべり

シャウエンはすごいしゃべる。朝は襖をガリガリとかきながら「ヤンッ」と言う。

遊んでほしいときはおもちゃを咥えて「イーン」と言う。おなかが空いているときはかすれた声で「ハァ」と言う。

文句があるときは「ワン」と言う。お出迎えは駆け寄りながら「ニャーン」と言う。

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私もすごいしゃべる。朝は襖をガリガリとかく音を聞いて「んあっ」と言う。

おもちゃを振りながら「よっ、よっ」と言う。ごはんを準備しながら「ちょっと待ってね」と言う。

わからないときは「どうしたの?」と言う。家に帰ったら「ただいま」と言う。

おしゃべりがとっても楽しい。

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感心

1日のスケジュールを決めて、しっかりと動いた。えらい。

歯磨きからリングフィットアドベンチャーまで、全てをこなした。えらい。

政治の本を読んで、三権分立文化の日がわかった。えらい。

英語と韓国語の勉強をして、uncleが「おじ」、아が「あ」とわかった。えらい。

はえらい、えらいがすぎる。明日もえらければ、もっとえらいけど、どうなん。

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しばれない

溶けかけのハロハロを食べた夕暮れ時、ぱちぱちと夏のはじける音がした。

こそばゆいことを言う余裕も気力もない。シャウエンは全猫を代表してこの暑さにヘソ天で抗議した。

同居人はパンツ一丁が止まらなかった。私は蒸した台所でコロッケを揚げた。それぞれにクーラーの風が贈呈された。

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夏の家電に労働を強いて、熱帯夜とはほど遠い夜を二人と一匹で越えてゆこう。明日もきっと夏だから。

準備

暇を持て余さぬよう工夫を凝らした日。

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英語と韓国語のオンラインレッスン予約、お笑いライブのチケット購入、Kindleで本を9冊ダウンロード、掃除、洗濯、飯炊き、ゲーム、寝る、寝る、寝る。

今日はどこかへ出かけたり、学んだり、挑戦したりはしなかった。今日という日は諦めた。

明日以降にどこかへ出かけたり、学んだり、挑戦したりできるよう準備した。明日以降の私に全てを託した。

準備の内容は学びに特化した。英語と韓国語は、三日坊主でサボり癖がある私でも続けられるように、また分からないことが分からないままで詰まないように、対人で学ぶことにした。

Kindleでダウンロードした本は、英語、簿記、政治、生物、物理学、宇宙などがテーマの9冊。中卒で学ぶべきことが多すぎるし、何を学ぶべきかがわからないから、雑多に選んだ。

果たして今日は準備で忙しなく、暇を持て余さなかった。大成功でウシシだった。

準備だけで満足してしまわないことと、明日以降の私の健闘を祈る。

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おいしい巨峰

スーパーで買った1000円の巨峰が酸っぱかったから──。一つの動機で目的を「おいしい巨峰」に定め、山梨県へと車を走らせた私たち。

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山間の高速道路で前途多難な雨に降られても、朝から何も食べていないおなかが空いても、機嫌を損ねたりPAに寄り道したりすることなくアクセルを踏み続けたら、みずみずしい町にたどり着く。

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「いくつかの直売所や農協をまわって、おいしい巨峰を手に入れよう」
「気になるごはん屋さんで、山梨県らしいものを食べよう」

最初に寄ったJAフルーツ農協で30%オフの巨峰を手に入れ、空腹のあまりJAフルーツ農協の隣のデイリーヤマザキでパンを買って食べてしまう私たち。

到着してすぐに目的を果たし、山梨県らしくないもので小腹を満たしてしまった。

「どうする?」「どこ行く?」「おなかは?」「食べられる」「ここのお店は?」「14時ラストオーダーだから終わってるよ」「……どうする?」

JAフルーツ農協の駐車場で、先週を想起させる冴えない会話が交わされる。

桃、ほうとう信玄餅甲州牛、忍野八海、鳥もつ煮……山梨県らしいものが浮かんでは消えていった余波だろうか、私たちは市営温泉へと向かった。

天丼がおいしそうだったから──。一つの動機で山梨県まで来た私たちだから、一つの動機で市営温泉に併設された食堂の天丼を食べに行く。

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私たちは風呂上がりの周囲から浮いていたけど、食堂がオールドな店構えをしていたから居心地は悪くなかった。何より腹が減ったから、気にならなかった。

同居人は穴子天丼。私はぶどうの皮を練り込んだ冷やしほうとうともつ煮のセット。歳による胃もたれで同居人の顔が曇った。抜けがけした私の顔と山梨県の空が晴れ渡った。

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家に帰って、1200円の巨峰を一粒食べた同居人が一言、「酸っぱい」。私も一粒もらって一言、「ほんとだ、酸っぱい」。おいしい巨峰はどこにある。台風は今、どこにいる。

食べ問題

しゃぶしゃぶ・すき焼き食べ放題を食べた。

なぜだろう。定食で十分におなかがいっぱいになることはわかっているのに、年に1回は食べたくなってしまう、食べ放題。

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肉は2皿くらいで飽きることも、白米を頼まないほうがいいことも、サイドメニューの寿司や天ぷらがおなかに溜まることも、わかっている。

わかっているけど、その全てを犯すことが食べ放題の醍醐味であり快楽であるから、避けられない。バカ食いはオーダーした者に課せられた使命だ。

元を取るつもりはないけど、がんばって食べる。元も子もないけど、食べすぎて調子が悪くなる。食っちゃ寝はまずいけど、帰って寝る。それが、食べ放題。

食べ放題には必ず後悔がつきまとう。その後悔が1年かけて消化され、排泄されたとき、また食べたくなってしまうのだろう。

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