3日目は、北海道の人気スポット4カ所を巡る欲張りバスツアーに参加するため6時に起床。今日は傘の代わりにセイコーマートで買った朝ごはん用のホカホカおにぎりを右手に持って集合場所へ向かった。
2台の観光バスで札幌駅を出発。人気のバスツアーらしく、この日は80人近くの観光客が参加していた。おにぎりをかじりながら道央自動車道に乗るまでの札幌の街並みを眺めているとき、昨日の夜に食べた餃子の店「みよしの」がチェーン店だということを知った。
途中、砂川ハイウェイオアシスに寄り、地ビール「流氷ドラフト」と名物?の「ホットレッグ」を購入。この地ビールはきれいな水色をしているらしい。飲み終わってから知った。
10時ごろ、最初の目的地「旭山動物園」に到着。東門から一気に西門近くまで下り、「かば館」から順に見ていくルートで進んでいくことに。
旭山動物園、まじでよかった。足元にキリンの頭があったり、かばを下からのぞけたり、チンパンジーの肌のシミまで見られたり…いろんな角度から動物が見られてまじでよかった。
時間内にうまく回れるか心配だったけど、園自体がそんなに広くないから3時間もあれば十分。近所に旭山動物園できないかなあ。
動物に癒やされ、お土産をこしらえ、次の目的地がある美瑛・富良野方面へ出発。それまでの車窓から見える景色は、茨城や栃木の方に行くときとさして変わらないような気がしたけど、ここからは一気に“北海道らしく”なっていく。
途中に寄った美瑛パッチワークの路、曇りでどの写真もキタノブルーみたいになってるけど、晴れてると緑・黄・茶の絶景が広がるらしい。
2つ目の目的地は美瑛の「青い池」。噴火した十勝岳の泥流を防ぐために人工的に作られた水たまりはたけしもびっくりの青さだった。観光地として整備されたのは最近で、トイレや土産店は2019年の5月にできたらしい。
ここでようやくiPhoneのポートレート機能を思い出した私たち。何でもかんでも焦点を当てて撮りたがる。なんだかものすごく気取った写真も撮れた。これはいい。見てくれ。
青い池からバスで30分、次の目的地「ファーム富田」へ。一面に広がるラベンダー畑が圧巻の観光スポットだが、花より団子のわれわれはお隣の「とみたメロンハウス」を見学した。
限られた時間の中でどれだけのメロンとコロッケととうもろこしを食べただろう。この時点で、北海道で食べたものランキング1位。北の大地で育ったものはおいしいな〜。
最後に寄った「ニングルテラス」ではクレヨンとキャンドルを買った。普段買わないようなものもこういう場所で買うと楽しい。
ちなみに「北の国から」の五郎さんグッズもたくさんあった。見ていれば興奮する場所であろう。「水曜どうでしょう」含め、北海道に行く前にいろいろと見ておけばよかった。
帰り道、パーキングで見た夕焼け。めちゃくちゃ感動した。美瑛・富良野周辺で見た、青く照らされた蕎麦畑も素晴らしかったけど、夕日ににじむのどかな街並みも写真を撮るのを忘れるくらい素晴らしかった。
20時頃、札幌着。おすすめされた「さっぽろジンギスカン本店」は肉が無くなっていた。このままジンギスカンを諦めるわけにはいかず、妥協をするわけにもいかず、「だるま」の大大大行列に並ぶことに。
並んだ時間、なんと120分。こんなに並んだの初めて。意地だね。ようやくありついた肉、ハチャメチャにおいしかった。ビール、最高だった。玉ねぎ、ほくほくだった。タレ、飲んだ。1位。
ホテルに帰り、「このまま寝たらあとはもう帰るだけだね」って話してたらパツパツのお腹と心がへこんで、気付いたら「ラーメン空」の味噌ラーメンをすすっていた。後悔はしていない。
家に帰ってきた。今日、仕事した。休み明け早々、自分のバカさ加減に落ち込んだ。北海道、よかったな。まだまだ食べたいもの、行きたい場所がある。全然足りない。帰りたくない。あれ、なんで私家にいるの。こわい。えっ、無理。
しばらくこういう情緒でやっていけるくらいいい旅行だった。