夜行バスに乗って金沢に行ってきたよ。初めてのひとり旅だから泊まりはなし。0泊3日ならやることがいっぱいでさみしくならずに済みそうだからね。
金沢に着いたのは朝6時。唯一開店していたカフェに入って、コーヒーを飲みながら静かに予定を確認する感じがそれっぽい。駅の鼓門を見上げて「ワ〜!」って言わなくて良かったり、のんびり自分のペースで進められたりするのがひとり旅の良いところなのだな。
とはいえ、最初の目的地の回転すし屋さんはオープンしてすぐに入らないと激混みするらしいから、7時にはバスに乗って近江町市場へ。
朝からお寿司とビール、最高だな〜。調子に乗って熱燗も。外が肌寒かったから身にしみる。のどぐろはもちろんおいしい。今日ずっとここでいいや〜と思ったけど、予定がいっぱいだし、お客さんも増えてきたからちゃっちゃと退散した。
お次は、Instagramにのせるなら「#晴れ女# 兼六園日和 #ツイてる」な兼六園。曇りの予報にビビって厚手のストールを持ってきたけど、暑いくらいのぽかぽか陽気で気持ちいい…はずだった。
寝不足でお寿司屋さんで飲み過ぎ&食べ過ぎたカエスタグラムのハッシュタグは「#お腹が痛い #眠い」。基本トイレから出られない、陽に当たりたくない、歩きたくない。それでも兼六園はもう十分って納得できるまで、冷や汗をかきながら観光した。
お隣の金沢21世紀美術館につく頃には腹痛も眠気もどっかに飛んでいた。飛んでいたけど、中に入って休むとか、有名なプールで写真を撮るとか、いろいろ考えていた予定を変更して、美術館の周りを2周してそのままスタスタと通りに出てしまった。え、怖い。
よくわかんないけど、立ち止まったらそのまま停止してしまいそうみたいな。「帰りたい」の5文字が頭によぎりそうみたいな。いやいやまさか、まだ昼前だよって何度も自分に言い聞かせたけど、ひがし茶屋街でお茶を飲んだら完全に帰りたくなってしまった。