こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

心配の木

ああ、また向こう見ずに種を蒔いてしまった。びわスナップエンドウの種を5粒ずつ。どうするの? 順調に芽吹き、実ってしまったら。スナップエンドウはまだ良いとしても、びわが実りをつけるということはつまり、木が育つのよ。 アパートの狭いベランダで。

プランターの大きさと剪定に気を付ければ大きく育たないかもしれないけれど、私は気を付けないでしょうよ。育つがまま。ただただその成長に恐れおののき、植え替えに追われ、気付いたときにはベランダが森だからね。

しかも、実りは鳥の餌となるからベランダが鳥のフンだらけよ。毎日、毎日、ブラシ掃除。ああ、その頃にはおばあちゃんからもらった桃の木も育っちゃってるわ。そしたらもうあれだね、 神域だね。立ち入ることすらできない。

ということは、林になったあたりでびわと桃の世話を理由に仕事を辞めているだろうし、森に差し掛かるあたりで大家さんから退去勧告を受けて住むところをなくすから、神域と化したベランダは自治体に任せることになるだろう、という心配の木は一晩ですくすくと育ったけれど、びわと桃はそう簡単に育たないだろうから安心して眠ろう。

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