こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

福岡(山口)旅行3日目

福岡3日目は晴れ。昨夜、山口県下関市の唐戸市場に行くか、百道浜に行くか散々迷った挙句、唐戸市場と百地浜に行くことにした。そして、相変わらず寝は不足気味。

f:id:am161024:20200930014949j:image

唐戸市場までは天神のバスターミナルからバスで1時間半ほど。博多湾沿いを走っている時、「博多は海沿いの街なんだ」としみじみ思う。道中、少しでも仮眠を取ろうと思っても、流れる景色を追うのに夢中で寝られやしない。

f:id:am161024:20200930015146j:image
f:id:am161024:20200930015150j:image
f:id:am161024:20200930015143j:image

13時頃、唐戸市場に到着。ここでは毎週末「活きいき馬関街」という一般開放された市場内に屋台が並ぶイベントが開催されている。中でも、ショーケースの宝石ように陳列されたお寿司を一貫ずつ選べる屋台が人気らしい。これは、食い道楽に外せない!

f:id:am161024:20200930015216j:image
f:id:am161024:20200930015219j:image
f:id:am161024:20200930015226j:image
f:id:am161024:20200930015223j:image

しかし、市場内はがらんどうだった。屋台は3つか4つ出ていて、人もまあまあいたけれど、想像していた盛り上がりはない。どうやら催しは土日に本気を出すらしい。これはリサーチ不足、残念……。だけど、並ばずに買えるからラッキーだ!

f:id:am161024:20200930015306j:image
f:id:am161024:20200930015259j:image
f:id:am161024:20200930015303j:image

海風にショートカットをなびかせ、強気な鳩に警戒しながら、好きなお寿司を頬張る時間はゆっくりと流れた。対岸の門司港を眺めて、この旅が「福岡旅行」から「福岡(山口)旅行」にグレードアップしたことを喜んだ。同居人が鳩に好かれていた。

f:id:am161024:20200930015534j:image

海から海へ、私たちは再び福岡に戻り、百道浜へ向かった。道中、椎名林檎の「正しい街」を繰り返し聴いたから、強風に煽られても、サンダルに砂が入っても、隣で同居人が「マックのポテトが食べたい」と騒いでいても、「正しい街だ」と感心する。

f:id:am161024:20200930015642j:image
f:id:am161024:20200930015646j:image
f:id:am161024:20200930015649j:image

福岡タワーを申し訳程度に撮影して、何だかすごそうな式場の前で照れながらツーショットを撮ったところで急いで退散。これ以上ここにいたら、テレビ西日本ビル内のマックのポテトでお腹を満たすことになりかねないから。

f:id:am161024:20200930015734j:image
f:id:am161024:20200930015740j:image

今夜も中洲。博多とりかわぐるりで、名物の鶏皮と野菜巻をハイボールでマリアージュした。このマリアージュの使い方が合っているかどうかはわからないけれど、何となく注文した焼き鳥の「四つ身」という、関東でいうねぎまの串がめちゃくちゃおいしいことはわかった。

f:id:am161024:20200930015819j:image

何だろう、焼き鳥だが焼き鳥じゃない。引き締まっているが柔らかく、まるで蒸したように身がほぐれ、炭の香りが鼻を抜ける。鳥の油は濃厚だがさらっとしていて甘い。香ばしいタレがそれを引き立てる。てな具合で解説したくなるくらいおいしい。

f:id:am161024:20200930015918j:image
f:id:am161024:20200930015922j:image

「四つ身、この旅で1番だったかもしれない」「お腹いっぱい」「いや、初日の居酒屋も天ぷらもおいしかったな」「お腹いっぱい」とちぐはぐな会話を交わしながら、念願の「軒を連ねる」状態の屋台を見て、大砲ラーメンのとんこつラーメンを食べた。うお、書いていてびっくりした。食べ過ぎじゃない?

f:id:am161024:20200930015900j:image

さて、だるまと大砲、2つのとんこつラーメンを食べた私の感想は「私はまだ本場のとんこつの匂いを受け止めきれない」だ。おいしい気がする。だけど、「うおっ……」となる。この匂いを嗅いでお腹が空くようになるまで、もう少し練習が必要だと思った。次は長浜ラーメンも食べてみたい。

この夜は「むにゃむにゃ……もう食べられないよぅ……」と寝言を言っていたに違いない。なぜなら、ご覧の通りもう食べられないくらい食べたから。さあ、次の日が最終日。寂しくて、帰りたくなくて、住みたくて、天神や中洲の家賃相場を調べたら、やっぱり夜が更けた。