この1週間、外出をしなかった。天気やご時世的なこともあるけど、外に出る用事がなかったから、ずっと家の中にいた。
必要なものは大体ネットで買えるから、スーパーへ行くこともなかった。勉強をしているとあっという間に時間が過ぎるから、気にならなかった、つもりでいた。
昨夜、どうしようもなく息が詰まってしまった。久しぶりの胃痛で呼吸が浅くなったからかもしれないけど、無性に外の空気が吸いたくなった。
顔を洗って、寝巻き以外の服に着替えて、外に出る──たったこれだけのことを、たった1週間やらなかっただけなのに、気分が落ち込んでしまうとは。
今朝はおなかをすかせて、パン屋さんにパンを買いに行った。家に昨夜の残りものがあったけど、「おいしい食パンが食べたい!」と理由をつけて、わざわざ顔を洗って、寝巻き以外の服に着替えて、外に出た。
行って帰ってくるだけだったけど、おなかと相談しながら何種類ものパンを見比べる時間は充実していた。とってもおいしい食パンが食べられて幸せだった。
夜は「オムライスが食べたい!」とわがままを言って、わざわざ顔を洗って、寝巻き以外の服に着替えて、外に出た。残りものは明日の朝に食べることにした。
普通サイズのオムライスで満足したおなかをさすりながら、同居人とお茶碗6杯分、約1キロの巨大オムライスを食べ切れるかどうかを真剣に考えた帰り道は盛り上がった。
たまには外に出よう。出なくちゃ。来週末はおばあちゃん家に行って、一緒にごはんを食べようかな。