こんなもんです

中卒女が今さらなことに驚いたり学んだりする日々をだらだらと記録しています。唐突に気持ち悪い話や思い出話をします。

おビーズと私

お酒を飲みながらビーズ手芸をしてはいけないよ。理由は書くまでもないけど書いておこう。

その1「見えない」
ビーズが見えない。全く見えない。1粒つまんだつもりが5粒くらいつまんでいて、糸に通すときにバラバラバラ……と床に散らばる。落としたビーズが見えない。拾う。見えない。

その2「今何をしているのか忘れる」
この列に6粒を並べて……あっ、そういえば。明日のお昼は何を食べよう。食パンの賞味期限が迫っているからホットサンドにしよう。目玉焼きを……シャウエン、そこをガリガリしちゃダメ! はあ、かわいい。……ん、何粒並べたっけ。

その3「暗い」
酔っ払うと暗がりへ行きたがる。部屋の明かりを落として、夜の帷を味わいたくなる。そうとは限らないが、そうしたほうが私のようなクソバカボケ人間には合っている気がする。煌々とした部屋で呑気にビーズ手芸をするような器ではない。思えば私は……。

その4「シャウエンの口が臭い」
突然何を言っているのだ、ビーズ手芸と関係ないではないか! シネ! と思われるかもしれないが、大変関係している。ビーズ手芸をしているとシャウエンが「オモチャ、新しいオモチャ!」と興奮して、ビーズを通した糸をハグハグする。そのハグハグ時にもれる吐息が臭い。うわあ、くさ。臭くてかわいくて、はあかわいい。

その5「気が気じゃない」
ハグハグシャウエンがこぼしたビーズを誤飲してしまわないか、糸を飲み込み「ボゴエーッ」と嗚咽してしまわないか、私ごときの暇つぶしがシャウエンの人生を左右してしまわないか……気が気じゃない。やだ怖い、やめて。シャウエン、シャウエン……ああ愛してる、シャウエン。

その6「寝たい」
寝たい。やめたい。もう飽きた。お酒を飲みながらビーズ手芸をやって、あともう何日かはかかって、完成したらコースターとして活躍する……それで……はあ? なんだぁ? だから何ぃ? あ〜あ、寝たいな。床が冷たいよ。シャウエンはもう飽きて寝たし。寝たいね!

おやすみ〜。

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