自分のつらいことなんて、まあ別にいいとして。全然面白くない笑い話にも、同情をとことん買う不幸自慢の材料にもできるから。 なんかこう、あのとき、一緒に過ごした誰かとの、楽しかっただけの一瞬を思い出して、胸がぐちゃぐちゃってしちゃうのは、どうし…
どうやら私の集中力は、1日1時間半〜2時間程度が限界みたい。2時間を超えると寄り目になって、よだれが垂れる。今度そうなったら写真を撮っておくから見てほしい。 以前はその集中力を全て、日記に充てていた。くっだらねぇ内容だけど、クソの役にも立たない…
NHK高校講座の「ベーシック国語」が、私にとって今、一番面白い映像作品だ! 今まで一度も習ったことがない言葉の使い方やルール、古典、漢文。習ったところで一つもわからないけれど、見て聞いている分にはとっても面白い。次も次も、と見続けてしまう! 出…
同居人に付き合わされて、ドラマ「とんぼ」を見たあとに「教師びんびん物語」を見るという昭和な1週間を過ごした。令和を生きている感覚がない。 影響を受けやすい同居人は、何かと私に「軽い槍の反対は何だ?」と聞いてくる。私のことを「榎本っ」と呼んで…
膨らんだり縮んだりを繰り返すおじいちゃん先生の鼻の穴と、先生宅のオールドな家具に反響する大音量のクラシック音楽に大部分の気を取られた昼下がり、第一部の授業。 私はいつか、似たような灰色の大きな穴や、クラシックの抑揚と触れるたびに、この日々を…
久々に人と会うのが楽しみで、都内の方に行くのは100年ぶりで、緊張していて、すごく酔っ払ってしまった昨晩。 いつものことと言われてしまえば本当にその通りで、その通りなんだけど、翌朝いつも通りに「ああ、死のう!」と落ち込んだ。 うれしい、仲良くし…
高卒認定取得のために、今日から学校に通い始めた。その学校には、さまざまな事情で学べなかった人々が通っている。 私のさまざまな事情は、多分どうってことない。主に怠けとか、怠けとか、怠けとか。取得の理由は、思うところや思い付きなど、まあいろいろ…
先週の休日、フリマに初出店した。私はフリマに向いていなかった。 出品したものは、家にある服や雑貨約50点。ブルーシートの上に広げて、ニコニコ、ヘラヘラ。全品500円以下に設定したが──午前中に売れた数、5点。 その5点は、いかにも関わっちゃいけなさそ…
早寝早起きの練習を始めてから、日記を書く時間を見つけられないでいる。 この1週間は、おばあちゃんと出かけたり、他には何もなかったりと、まあそれなりにいろいろとあった。書くことはたくさんあるような、ないような。 そんな1週間を総括する今日の日記…
30代の不調とやらが、心と体にしっかりと訪れつつある、のだけど。 生理が初めて来たときのような、「あ、私もちゃんと人間だったんだ」みたいな、驚きと感動がある。 「こんなもんか」とは思わない。聞いていた通りに、自律神経的なものや、むくみ的なもの…
シャウエンをベロベロに舐め回したいと思うことが、多々あり。 シャウエンの体は、いちごミルクと新しいよだれが混ざり合った気体に、土をまぶしたような、平和な匂いがする。 シャウエンの肉球は、スパイシー。溝は特に塩っからい。肉球をちゅっちゅっと吸…
最近は、早寝早起きを練習しながら、1日8000歩を目標に近所を歩いている。 早起きは努力を認める程度、歩数は13日間で上向きのトレンド。どうしちゃったの、私! 英語と韓国語の勉強はすっぽかしたけれども! 早寝早起きは非常に難しい。0時前には目をつむっ…
外を歩いていると、いろいろな、とってもくだらないことを思い出す。 例えば夕暮れ時の、「○○団地」と呼ばれる住宅街で、造りが少し古い家を見たとき。小学時代の同級生・栗林ひかりちゃん(仮名)の家を思い出す。 小学時代ほど、気安く人の家に遊びに行く…
細々としたもやもやを集めていったら、小銭入れがパンパンになってしまった感じ。重い。使いづらい。 最近はシャウエンをかわいがることしかできない。……いやいや、「しか」ってなんだ、「できない」ってなんだ。十分じゃないか、最高じゃないか。シャウエン…
シャウエンはウンコをしたとき、オシッコをしたときと比べて丁寧に、時間をかけてトイレの砂をかく。私はその音が聞こえると、条件反射でトイレがある台所へと向かい、小さな砂の山をスコップですくう。 今夜もいつも通りだった。「ザッザッ」という音が聞こ…
滅多にない東京での積雪のニュースや、窓越しに見える雪の舞に心が躍った。シャウエンと躍った。手を取り合って躍った。 そんなのって毎年大雪に見舞われる地域で暮らしている人々からしたら、のんきでサイテーかもしれない。だけど、雪の恐ろしさを全く知ら…
大晦日には雪がちらついていた。松の内までを食いつなぐための買い出しに奔走中の出来事だった。置いてけぼりだったシャウエンには初雪がお預けとなってしまい、2021年の心残りとなった。 年を越す瞬間に着ていた寝巻きは生乾き臭かった。夜更かしに付き合っ…
ここ数日、いや1週間以上はシャウエン以外の生き物とまともに会話をしていない。同居人は仕事から帰ってくると仮眠をして、忘年会に顔を出す日々を送っている。大晦日と元日も仕事らしい。 こうなると、空元気というか、なんというか、新年の幕開きに浮き立…
大したことをしていないのに、やり切った感に満ちている私だ。年の瀬を年の瀬らしく、師走を師走らしく、忙しなかったりそうでもなかったりしながら、新年を迎える体制に入った。 今年はシャウエンとの生活を始めたこと以外、いやそれ以上のことはなく、けな…
シャウエンに「ナァ、ヨウ、オイ」と詰め寄られて目を覚ました。朝方まで夜更かしをして、昼過ぎまでぐーすか眠る人間を、大概の猫は許さない。 昨夜のままのカーテンの隙間からは、晴れている気配を感じられる。暖房で十分にあたたまった室内はからからに乾…
娘として、自分の親への結婚祝いを考えることほど、わずらわしいことはない。 だってほら、知っているジイと知らないバアの、互いに二度目の結婚祝い。30歳の娘から、心を込めたプレゼント。 例えばそれは、二つを合わせるとミッキーとミニーがキスをするマ…
腰がとうとう終わってしまった。座るときも、立ち上がるときも、健やかなるときも痛い。痛くて泣ける。 多分、シャウエンと椅子を奪い合う日々のなかで出した「シャウエンが椅子に座れるよう、腰を浮かしながら仕事をする」折衷案が腰を終わりへと導いたのだ…
30歳の9月ころからようやく「読書」を覚えて、頑張ったり頑張らなかったりしているうちに2021年が終わりかけ、数えてみると50冊の本を読んでいた。 そのなかにはすぐに読み終わるような雑誌とか、漫画とかが20冊くらいあったから、今まで私が読書を恐れてい…
今日の私は、とってもえらかった。やるべきことをひと段落させたから、本当にえらかった。 何が何でもえらかったから、今年もFNS歌謡祭の最もえらい人を決めた。ちなみに石田さんチは録画してあるから、あとで見る。 最もえらい人を決めるとは、「忘年会のエ…
12月を迎えて、あわただしさを感じている。 例えば、寒さしのぎ。去年の冬までは、就寝時に夏と同じ掛け布団1枚のみで冬を乗り切る「寒さ我慢健康法」を実践していたけれど、今年からはもうやめたから、あわただしい。 やめた理由は、ある寒い夜にふと思い立…
お呼ばれされて、同居人のお姉さん宅へのこのこと遊びに行った。 「みんなでごはんを食べましょう」と聞いていたから、てっきり折り畳めるようなちゃぶ台でたこ焼きパーティーでもするのだろうと考えていた私は驚愕した。 夫妻がともに料理好きとあって、厚…
眠るとき、時々クラシックのピアノ曲を聴く。小学生のとき、母が時々クラシックのピアノ曲を眠る前に流してくれていたから。 小学校に入学してすぐ、私はピアノ教室に通うことにした。親は習い事に興味があるほうではなかったから、多分、私が何かに憧れて「…
最近、妄想力が爆発しているから、布団に入って目をつむると、眠りに落ちるまでの2〜3時間は平気で妄想をしてしまう。 普段は日記を書いたり、今さらどうすることもできないことをくよくよ悩んだりするのだけど、今は妄想が楽しくて暇がない。 妄想の内容は…
鏡を見るとテンションが下がるから、ギャルになりたくなった。たまに出かけたときに撮ってもらった写真を見返すと悲しくなるから、ギャルになりたくなった。 ギャルになるにはブリーチで髪を明るくする必要があると考え、早速美容院に行った。 店内には若い…
夜、回転寿司屋に行った。端っこの、寿司が入場するゲートに面した、24番テーブルに通された。 選り好みの激しい同居人は、2、3皿を食べるとすぐに食べたいものがなくなる。選り好みしない私は、黙々と皿を重ねる。 「あ、これおいしいよ」「次、何する?」 …